ゲームデザインの授業がある大学を調べること

先日のゲームデザインの授業がある大学(国内編)のリストがIGDA日本のサイトで紹介されたようだ。


まだ漏れがあるのではないかという気もするので、ぜひ、ご存じの方はお知らせ頂ければと思います。

新さんの指摘通り、漏れがあるのではないだろうか、という疑問は拭えない。あのリストは基本的には検索エンジンを駆使して調べたものである。従って、授業カリキュラムをWEB上に載せていない、または載せてはいるが外部から参照できないようになっていると補足することが出来ない(大学の情報公開の度合いを計ることもできるかもしれない)。現状、これらの情報を網羅的に調べること自体がかなり困難であるので、同じ調査方法では限界だろうと考えている。こういった情報を横断的に繋ぐ情報源なりコミュニティなりあればいいのだが…、無いものねだりに過ぎない。まあ、IGDA-Jが最もそれに近いのだろうが。

ちなみに、「国内編」ということは「海外編」もあるのか、という問いが出てくるだろうから、一応説明を。海外の大学ではもちろんゲームデザインを扱う授業は存在している。またその量・質ともに圧倒的に国内の大学を上回っている。既にいくつか個人的にメモしている授業もある。だが、あまりにも量が多いであろうこと、また、未だ学問として確立していない日本語圏に比べ、英語圏ではゲームデザインは学問として確立しており、このようなリストの価値自体相対的に低いことから、調査する意欲がそれほどない。もしかすると既に私と同じような考えでまとめた人が居るかも知れないわけで、「海外編」を作成するとしても「国内編」程気合を入れて作るつもりは無い*1

研究を後世に託すということ

さて、ここから本題。

4月から少しずつ進めてきた研究を後世に託す活動も以下のようになった。

ここで語られていることはほぼそのまま私が大学3年間で得た知識の全体に等しい。我ながら情けなくなるほど情報量が少ない。後世の人間が研究をしようとした場合、ここでいきなり道しるべが絶たれてしまう。後は英語圏の情報に当たるしかない。逆に言えば、日本のゲームデザイン研究はここまで、と言うわけだ。ここから先、どういう道筋を行けばいいのか、私にも分からない。託す、などど偉そうな言葉を使うこと自体お笑いのレベルだ。

まずは自分自身研究を何らかの形で示さなくてはならないだろう。だが、未だその形が見えない。実に悩み深いところである。

*1:もし、たとえ留学してでも学びたい!という羨ましい意欲がある方が居ればその際は出来る限りの協力をするつもりはある。