2005-01-01から1年間の記事一覧
先日、「安易にWebの流行に流される人は、「web 2.0 = game 0.5」である可能性に留意しておいた方がよい」という記事を書いたら意外にも言及されたので、さらに反論というか、あの記事の裏の意図をさらに書こうと思う。 ゲームのマボロシ: Web2.0についても…
少し前の話だが、web2.0がやたらと騒がれるので、その流れにのってweb2.0のアイディアをゲームに応用しよう、という一種の流行がゲーム系のblogを中心にあった。当時は忙しかったのでそのことについて触れられなかったが、当時ざっと見たところ、その流れに…
メディアクリエイトが募集していた、ゲーム論文大賞の結果が発表された。大賞はなし、もっとも評価の高い論文も、募集の趣旨とずれている、という厳しい結果になった。 審査員長コメント 東京大学大学院 助教授 新宅 純二郎 「まとまりの良さも大切だが、も…
以前調べた「ゲームデザインの授業がある大学(国内編)」から半年以上たち、リンク切れ等を起こしていたので、修正した。以下の表が最新である。 ゲームデザインの授業がある大学(国内) 2005年冬調査版 大学名クラス名学部学科講師キャンパス所在地 東京工…
「おもしろい」のゲームデザイン ―楽しいゲームを作る理論作者: Raph Koster,酒井皇治出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 383回この商品を含むブログ (61件) を見る「Theory of Fu…
ここ数日ゲームに対する、ある対照的な報道が2つのテレビ局によってなされた。残念なことにそのどちらもがWEB上からは消えているのではてなブックマークのページにリンクする。 はてなブックマーク - Yahoo!ニュース - フジテレビ系 - 少年犯罪のデータから…
igda.jpにValve社のロビン・ウォーカー氏に対する小野さん(id:kono3478)のインタビュー記事が掲載されている。その中で氏のゲームデザインに対する意見が垣間見られるのでピックアップしてみる。 娯楽をデザインすることがゲームデザインにつながる ――(前略)…
Usenetのゲームデザインに関するnewsgroup、rec.games.designのFAQ集より。新人ゲームデザイナー、もしくはゲームデザイン初心者へのアドバイスがまとめられていて、よく出来ているので紹介。 1.好きなようにゲームを作れ(Write Games You Like) 誰かがこう…
半年前の記事だが、Guardian Unlimited*1に「Ten interesting ideas in game design: part one(直訳すれば「ゲームデザインの10の興味深いアイディア:パート1」)」という記事が載っていた。要はこれからのゲームデザインはこういう興味深いアイディアからヒ…
igda.jp経由でJesper Juul氏の新刊「Half-real: Video Games Between Real Rules And Fictional Worlds」の中で用いられている用語の定義をまとめた簡単な辞典が公開されているのを知って、早速読んでみた。 This dictionary of video game theory is a comp…
mixiを漁っていたらこんなコミュニティを見つけた(※注.要mixiログイン)。 エリック・ジマーマン氏、キャティ・サーレン氏執筆 によるゲームデザイン原論の大著『Rules of Play: Game Design Fundamental』の完全翻訳を目指す、 翻訳家、研究者によるコミュ…
Gamasutraにゲームデザインとテクノロジーの国際学会であるFuture Play 2005についてのレポートが載っていたので*1ざっと読んでみたところ、興味深いものを見つけた。 MOVE is an interactive installation divided into six distinct modules, JUMP, AVOID,…
先日GDC2006の開催がアナウンスされたが、最初のセッションとなる「The Game Design Challenge: The Nobel Peace Prize」が興味深い。なにせ、自らDiscriptionに Expect an unpredictable session of strange and unusual game design ideas along with free…
はてなリングのロゴは画像ではなく、Htmlで書かれている。これが幅を180px固定で指定されているため、サイドバーなどに設置しにくい。また、スタイルがHtmlで直接指定されているため、周りと色などが合わず気になった。スタイルを上書きしようと、コードを確…
id:kenjiitoさんがgamestudiesというはてなリングを作成されたそうなので、早速参加してみた。研究者ではないが、興味はあるので一応、と言う感じである。
全員必見の文章が世に出た。 ゲームとは何かという共通認識が成立していなければ、本質を深く見据えた議論などできるわけもないからです。ここを有耶無耶にしたままでは、ゲーム批評も学術研究もあったものではないはずなのですが、日本のゲーム研究はそのよ…
■定例研究会要項 発表者: 井上 明人さん 発表題目: <遊び>の再検討 〜カイヨワを超えて〜 発表の概要: ビデオゲームに関してなんらかの議論をはじめようとするときにしばしば引き合いに出される遊び研究。中でも特にゲーム業界において認知度の高いカイ…
思うところあったので少し書いてみたい。 「面白さ」は「難易度」にあらず パックマンのゲーム学入門作者: 岩谷徹出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2005/09/17メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 127回この商品を含むブログ (45件) を見る先日出…
EAがかの有名な映画監督、スティーブン・スピルバーグと共同でゲームソフトを開発していることが明らかになった。それも一つのタイトルだけでなく、3つのタイトルを計画中だという。「スティーブン・スピルバーグ」という名前は十分キャッチーなフレーズだが…
近年まれに見る豪華さの顔ぶれである。 第1部 「ゲームデザイン・テクノロジーの源流」(12:50-15:15) ノラン・ブッシュネル氏(アタリ社創業者、元会長) 岩谷 徹氏(株式会社ナムコ インキュベーションセンター コンダクター) 大墻 敦氏(NHK 衛星放…
マクロメディア Flashで作成したムービーをswfでパブリッシュせずに、QuickTimeとしてエクスポートするのです。それだけで、iTunesで再生可能なFlashの出来上がりです。(中略)ブログ等を利用して毎日ちょっとしたFlashゲームをiTunesへと配信するような、ゲ…
に参加中。東工大でも無線LANが使えるようで、会場からアクセスしている。おそらく私の研究領域とかさなる発表はないのだが、個人的興味で参加している。内容については後ほど。 追記 内容については後ほど、と書いたのだが、気が付くとだいぶ放置してしまっ…
先日公開した"ゲームデザインの授業がある大学(国内編)"を見ればわかるように、国内でもゲームデザインの授業がある大学はやっと二桁を数えるようになった。と言っても専門学校系を含めればとっくの昔に二桁いっていたはずだ。今回のリストで専門学校を含…
先日のゲームデザインの授業がある大学(国内編)のリストがIGDA日本のサイトで紹介されたようだ。 まだ漏れがあるのではないかという気もするので、ぜひ、ご存じの方はお知らせ頂ければと思います。新さんの指摘通り、漏れがあるのではないだろうか、という…
はてなダイアリーでは記事毎のタイトルの脇に、その記事をブックマークすることの出来る「B!ボタン」を表示することが出来る。ちなみにここでも表示させる設定にしている。だが、そのボタンを押してはてなブックマークに登録しても、その記事のタイトルを所…
E3にて各プラットホームホルダーの新プラットホームが相次いで発表された。過去からの例に漏れず、メディアの反応といえば「SCE vs. MS vs. 任天堂」「次世代機激突、市場を制覇するのはどれか」などといった軽くデジャヴを感じるものばかりだ。所詮メディア…
このリストは古くなっています。最新のデータは「羨望は無知 - ゲームデザインの授業がある大学(国内) 2005年冬調査版 + α」を参照してください。mixiのゲームデザインコミュにて公開していたリストの公開。 ■国内 東京工芸大学 芸術学部 メディアアート表現…
常識は「思考停止」であるということ "常識"と言う概念がある。我々人類は全ての物事にいちいち考えをまわしていられない。そこで、暫定的に「常識」から孫引きすることで、思考の効率化を図っている。いわば「思考のキャッシュ」が「常識」である。ここで留…
ゲームデザイン研究は、遊び研究の系譜にあると考えられる*1。遊び研究といえば、「ホモ・ルーデンス」を著したヨハン・ホイジンガや「遊びと人間」を著したロジェ・カイヨワなどが有名である。特に、カイヨワの遊びの4つの分類(アゴン、アレア、ミミクリ、…
FeedMeterの目盛りが1になってしまった。更新頻度が一日辺り一回ということだ。長い間3だったのだが、ここ1ヶ月の更新頻度の少なさが原因だろう。ちなみにまだダイヤルアップである。従って電話料金にびくびくしながら今も書いている。決して書き始めて半年…