ゲームデザイン初心者に送る、10のアドバイス
Usenetのゲームデザインに関するnewsgroup、rec.games.designのFAQ集より。新人ゲームデザイナー、もしくはゲームデザイン初心者へのアドバイスがまとめられていて、よく出来ているので紹介。
- 1.好きなようにゲームを作れ(Write Games You Like)
- 誰かがこう言っているから、ではなく、自分の好きなように。
- 2.経験は最良の師(Experience Is The Best Teacher)
- ゲームデザインを学ぶ最良の方法は、数多くのゲームを知り・遊び・分析し、デザインすることである。
- 3.テストにテスト、そしてさらにテスト(Test, Test, And Test Some More)
- 他の人にも手伝ってもらって出来る限りのテストプレイを。ダメだと思うアイディアすらテストを。
- 4.作ろうとするゲームのテーマの背景を学べ(Learn Your Background)
- 背景を学ぶことで、リアリティが増し、明らかな間違いが減り、より深みが出る。
- 5.ちゃんとした教育を受けなさい(Formal Education)
- それが何の役に立つのか分からなくても、少なくとも新しい視点だけは得られる。
- 6.時間を割きなさい(Take Time Off)
- ゲームは赤ん坊のようなもので、生まれたばかりのときは親にとっては完璧に思えるが、実際には沢山の時間を割かなくてはならない。
- 7.記録を保存しなさい(Keep Records)
- 古いアイディアから新しいアイディアが生まれることもある。新しいアイディアが古いアイディアほど良くないことに気づくこともある。
- 8.その他もろもろも忘れずに(Don't Forget The Incidentals)
- ルールや作ることばかり考えず、そのほかの重要なことにも目を向けるべし。
- 9.それが「ただのゲーム」であることを思い出せ(Remember, It's Only A Game)
- 実生活を忘れない。自分のゲームへの批判を自分自身への批判と受け取らない。アイディアが盗まれることを恐れない。
- 10.10番目はナシ(There Is No Number 10. :-))
- (※注.ナシと書いてあるが、原文にはTom Lehmann氏からのおまけアドバイスが書いてある。)
FAQのほかの部分は古いものもあるので*1全部参考になるわけではないが、このアドバイスは今でも十分通用する、非常によく出来たものだと思う。Tom Lehmann氏からのアドバイスなども非常に良いアドバイスなので、是非原文を読んでほしい。
ちなみに、rec.games.designはWEB上だとGoogle Groupsのhttp://groups.google.com/group/rec.games.designから参照可能である。