タッチタイピングは脳に良くない?


ブラインドタッチができる人は小脳だけで条件反射的に無意識で打つ。そうなると、指先を動かす脳の部位の隣にある大脳のブローカ野(言語中枢)への血流が悪くなってしまうんです。文字は手書きで書いて、指先を刺激するほうが大脳を活性化させます。

矛盾しているように思うのですが。タッチタイピングは指先を動かす脳の部位が活性化していない、とでも?では一体どこを動かしてキーを打つのだろうか。たとえ活性化していなくとも、文章を構成ことにかなり言語野を使うのではないだろうか?


電車の中でも携帯電話を見ていると、脳が休まる暇がない。

これも被験者が携帯電話に慣れていないせいではないかと。第一、電車の中では脳を休ませる方がいい、というのも一体どこから来た話なのか。電車の中は人間観察のまたとないチャンスなので、人間観察が必要な人の頭は電車の中でフル活動する。それが良くないことなのか?そんなとこで休ませるよりも睡眠時間を6時間と言わずもっと取る方が効果的ではないか?

…と矛盾点を指摘したくなる行灯記事。しかし、この記事を読んで本まで買う人間がどれだけいるのだろう。大抵の場合はこの記事の内容だけを切り取ってしまって、一人歩きすると思うのだけれども。都市伝説とやらはこういう事から流布するのだろう。

ちなみに、大島清氏はこういう方だ。