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ビデオゲームのインタフェースは実はとんでもない進化をしている.お堅いインタフェースの教科書読む前にゲームをやるべきだ.

(国内の)ビデオゲーム開発において、マスター直前に行われる作業は雑多であり「作りこみ」「デバッグ」などと呼ばれるが、実はインターフェイスの調整もかなりの割合を占める。「デバッグ」とひとくくりにされている作業も、本来のdebug以外にもlevel designやinterface designがかなりの割合を占める。

日本では「デザイン」が「意匠」を意味したり、事前の行為だと捉えられているが故に「デザイン」と呼ばれないがdesignにはarrengementの意味もある。これも立派なデザインだ。

海外の開発の場合、この辺りの区別がきちんと付いていて、明確に分けられている。それ故に適切な処置が可能になるという利点があるだろう。レベルデザイナーが職業として成り立っている辺り、差を感じる。コンテンツが肥大化すればするほど、開発を作業別に分散化する必要があり、個々の作業の区分けが明確でない国内の開発体制は無理がある(もっとも、逆に言えばそれだけ組織が柔軟であるということも言える。アイディア勝負で小さく作るのであればこちらの方がベターだ。重要なのは、考え方として明確に分けられるか、ということだ。)。

本来はインターフェイスデザイナーとして明確な職業になっているべきなのではないかと思う。