大局が見えて無い気がするんだよなぁ…
京都にあるQ-GamesのBlog,フムフムQにこんなエントリーがあった。
http://fumufumu.q-games.com/archives/000419.php
やっぱり皆さん、任天堂がTGSに出た方がいいと思いませんか?
(中略)
来年任天堂もTGSに出るという話になったら、もの凄いイベントになりますよね。日本のゲーム産業がちょっとでも復活するかもしれません。(涙がでるよね)
TGS2003では岩田社長の講演があったが、今年はかげかたちもないくらいに存在感が無かった*1。ビデオゲームの代名詞である任天堂が、ビデオゲームの祭典にいないという現実。
また、先日も書いたが、こんな話もある。
PSP価格延期の理由はNDS? を憶測させる「空白の17分間」(私論) - ITmedia NEWS
後藤弘茂のWeekly海外ニュース
ブイブイ言っていたかつての旧き良き時代ならば、このような”意地の張り合い”も興の一つだっただろう。が、そんな時代はとっくの昔に過ぎ去り、産業全体がどうなのよ?と問いを突きつけられている現在。
日本経済が明るくなってきました、というのはゲーム業界の未来に明るい日差しが用意されています、という事と同義ではない。とてもではないが、”意地の張り合い”が出来る余裕のある現状ではない。今受けている賛同は、未来永劫受ける訳ではない。
なんというか、大局が見えて無いような気がしてならない。たとえ見えていたとしても動いていない。去年に比べて今年はなおさらそういう空気が流れていた。TGS2004の会場で感じた、「つまらなさ」の一因だ。
…ビジネスの話。
- 業績が悪い時に改革をするのは当たり前である。
- 何故なら、改革をしなければ企業が潰れるからである。
- 業績のいい時にこそ改革が必要である。
- 何故なら、悪い芽は全て業績の良い時に生まれるからである。
なんというか、大局が見えて無いような気がしてならない。
*1:本体は兎も角、サードですらも。