任天堂がアニメ制作進出へ
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040929-0012.html
会見で山内氏は、アニメの題材として小倉百人一首の歌人を取り上げる構想を示した。さらに、「日本だけではなく外国でも通用する作品にしたい。ゲームソフトは映画作りと近い位置にある。経営会議が決めることだが、そういう分野に出て行くべきだ。任天堂がリスクを負ってもいい」と述べた。
ええええ…。申し訳ないが、血迷っているようにしか思えない。
山内氏が何を考えてこのような発言をしたのか不可解。既に相談役に退いている上、「ゲームソフトは映画作りと近い位置にある。」という発言も意図が読めない。全くの第三者ならこのような認識をするのも分からなくも無いが、「映画作りと近い位置にある」構造の転換が求められていることを理解していれば、その方向に進むのは自殺行為に近いとすぐ分かりそうなものなのに*1。
もし、「娯楽産業は水物」という考えから多角化を目指しているのなら納得できなくも無いが、かつてそれで任天堂は痛い目に遭っている歴史を忘れたのだろうか。新たな領域に挑戦するのなら分からなくも無いが、既に成熟した産業に新規参入してどうするつもりなのだろう。どうせやるなら全くの新規娯楽産業を構築するくらいの挑戦的なことをしてもいいはずだ。任天堂はそういうことを出来る企業だと思っていたが、いつのまにか保守的な企業になってしまっていたのか。
全く、理解が出来ない。