山陰方面旅行 1日目(2009-06-03)

ふと思うことあって、1週間休みをもらい旅行に出ることにした。

初日は横浜から列車で出雲市へ。前から一度寝台列車に乗ってみたかったので寝台特急サンライズ出雲で行くことにした。

21:00に家を立ち、横浜22:24分発の列車に乗る。22時台とはいえ、東海道線のりばは帰宅する人で結構込んでいる。その中に旅行の格好で混じっているという微妙に場違いな雰囲気を感じながら乗る。

サンライズ瀬戸・出雲は最も高いグレードの席だとさながらホテル並みの部屋なのだが、寝てゆくだけにあまり高い金を払うのもなんだし、ブルジョアでもないので下から二つ目の「ソロ」を選択した。一番安い席は「のびのびシート」といって特急料金だけで寝てゆける(指定席扱い)のだが、半個室的なつくりであまりゆっくりできなさそうなのと、終点の出雲市まで12時間近く乗ってゆくのできちんとしたベッドのあるのを重視した。

ちなみにこの「のびのびシート」、時期によってはとても人気で取るのが大変なこともあるらしい。東京ー大阪間も時間は掛かるが新幹線よりは安く、夜行バスよりも快適、ということもあってビジネスに使う人もいるらしい。

さて、私の部屋(?)だが1階であった。ちょうど窓の下の位置がホームと同じ高さになるくらいである。2階とは完全に区切られているのでプライバシーの心配はない。基本的には「寝るだけ」の作りであり、入り口以外は立てないが、木目調の壁や暖色系の明かりなど配慮してあって、まあ個人的には十分である。枕・毛布・寝巻きが用意されてあり寝る分には申し分ない。

部屋にはコンセントがひとつあり、「カミソリ専用」と書かれているが、一応ノートPCを繋いでも問題なさそうである*1。ラジオも聞けるようになっているが、「ソロ」の場合はヘッドホンが必要。今回はムダになると思って持ってこなかったのだがこれは失敗した。潔くあきらめることにする。

揺れや音は列車なので当然あるが、電車の中で眠れる人には問題ないだろう。むしろ、通路と壁一枚隔てているだけなのでドアの開け閉めする音や、入り口のベッドの下にある通風孔からの音の方が気になる。通風孔からの風はコントロールできないようなので、諦めて頭を反対側にして寝ることにした。

*1:この文章も繋いで書いている